デカダンスの画家〜ブーシェ

ブーシェの絵画動画



フランソワ・ブーシェ(Francois Boucher 1703-1770 フランス)
ブーシェは、明るく甘美な色彩で神話画や風俗画を描いたロココを代表する画家です。

ロココとは、窮屈な古典主義に対する運動で、パリの貴族の間に起こりました。ロココという名前は、ロカイユに由来し、流麗な曲線を持つ貝殻状の人造石のことを指しています。キンキラキンの貴族趣味ともいわれ、当時は装飾デザインに対して使われていましたが、今では18世紀文化全般を指して使われています。

そんな自由で開放的なロココの幕開けを告げたのが、画家ヴァトー。
洗練された感覚と官能性を秘めた世界を、軽妙なタッチと豊かな色彩感覚で描き出したフランスの宮廷美術です。

そしてヴァトー亡き後、その様式を受け継いだのが、その弟子ブーシェでした。
パリで生まれ、ローマ賞を受賞し、ローマに3年ほど留学。帰国後、ポンパドゥール婦人をはじめとするパトロンの庇護を受け、上流社会の神話や肖像画などを手がけてきました。

特に有名なのが『ポンパドゥール婦人』という作品です。優雅で愛らしい女性、軽妙な筆致は、ロココの継承者として相応しい作品と話題になった傑作です。

他にも『水浴のディアナ』『ヴィーナスの勝利』などの名作も残しています。彼は多作家としても知られており油絵の他、壁画、装飾、タペストリーの下絵制作などもあります。


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