色彩の魔術師〜シャガール

シャガールの絵画動画



マルク・シャガール(Marc Chagall 1887-1985 ロシア)
エコールド・パリを代表する”色彩の魔術師”シャガールは、ロシアのベラルーシのユダヤ人が人口の大部分を占めるシュテットルで生まれました。

シャガール自身東欧系ユダヤ人です。レオン・パクストの美術学校で学んだ後、パリに出ることとなります。

5年間滞在しキュビズムの影響を受けるも故郷に戻り、そこで最初の妻ベラと結婚します。この時期の作品があの有名な『誕生日』です。この作品は、彼の独特な世界を描き、夢幻的な画風を確立したのは、妻ベラの影響といえそうです。
ベラと結婚し、幸せの絶頂期の作品。10月革命後のロシアでしばらく滞在し、ロシア・アバンギャルドに参加、構成主義の影響の濃い作品を制作します。

第二次世界大戦で、ナチの迫害を避けるためアメリカへ亡命、この地では、舞台背景画バレイ『アレコ』などを手がけた時代です。
パリに戻り、南フランスに永住することを決めます。ここでフランス国籍をとったのち『青いサーカス』『イカルスの墜落』などのシャガール代表作が生まれます。

オペラ座の天井画を制作したり、『聖書のメッセージ』を17点も制作、フランス国家に寄贈もしました。シャガールは97歳の生涯を終えるまで、油彩画の他、版画、壁画、天井画、陶器などを手がけます。また毒舌家としても知られており、キュビズムのピカソに対して辛らつな評価は有名です。


スポンサーリンク
 

スポンサーリンク