印象派の中心的画家〜ピサロ

ピサロの絵画動画



カミーユ・ピサロ(Camille Pissarro 1880-1903 フランス)
初期印象派の大御所的存在のピサロは、西インド諸島のサン・トーマ島に生まれます。

パリに出てパリ万国博覧会で、バルビゾン派を代表する画家コローの作品に大きな感銘を受け、コローのアトリエで、共に勉強することになります。やがて29歳で、サロンに始めて作品を出品します。風景画『モンモランシーの風景』でした。それが見事入選、益々風景画に魅せられるきっかけとなります。

その頃、マネやモネ、セザンヌなどの、印象派の画家たちと深く交流を持つ様になります。そして風景画に自らの場所を見つけるのです。

マネの作品がサロンで酷評を受けたとして、不満を感じた若い画家たちが、サロンの開催時期にぶつけて、彼らだけのグループ展を開きました。30名の画家や彫刻家たちが集まったのですが、これが後の印象派展に繋がることになります。

この展覧会は8回も開かれたが、毎回出品したのはピサロだけでした。個々に出品した画家、ピサロを始め、ルノワール、モネ、ドガ、シスレー、セザンヌたちが近代絵画を一気に花咲かせることとなります。

ピサロは、働く人物も良く描きました。倉敷美術館にある『林檎積み』でも見られる様に、彼は絵画を生活の面からも捉えていました。『小枝を持つ羊飼いの少女』もその一つと言えるでしょう。


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