マリー・ローランサン

マリー・ローランサン絵画動画



マリー・ローランサン(Marie Laurencin 1883-1956 フランス)
エコールド・パリの女流画家マリーローランサンは、パリのシャブロル街で、母メラニー・ポーリーヌ・ローランサンの私生児として生まれます。

セーブル女子師範学校の受験を取りやめ磁器の絵付けの講習に通うようになりました。この頃からデッサンに夢中となり、最初の画商ピエール・ロシェと出会います。この出会いが画家としての彼女に多大な影響をもたらすこととなったのでした。
そして画塾アカデミー・アンペールに入り本格的に絵の勉強を始めます。後のキュビズムの巨匠ブラックの紹介で、パリのモンマルトルにある”洗濯船”で、ジャコブやピカソの仲間に加わるのです。そして彼女の生涯を左右するギョーム・アポリネームとの運命の出会いを持ちます。

各種の展覧会に出品し多くの画家たちとも出会います。デュシャン、マール、ピカピア、グリス、ドローネ、レジェなど。

その頃よく自画像を描いていました。『私の自画像』『猫を抱く自画像』『ロマンス』など。その後、第一次世界大戦勃発でスペインに逃れます。これを機に、バルセロナ、マドリッドなど世界を転々としながら作品を制作していきます。

『家具付の貸家』、『馬になった女』ローランサン自作の詩とエッセイによる『夜の手帳』を出版します。晩年には、挿絵も描いています。『子羊』など。晩年に描いた大作が『三人の若い女』。彼女は亡くなった後、財産の大部分をオートゥイュの孤児院と、ヴィルパントの修道女慈善団に譲るよう指示していました。


スポンサーリンク
 

スポンサーリンク