ヴィジェ・ルブラン

ヴィジェ・ルブランの絵画動画



ヴィジェ・ルブラン(Vigee Le Brun 1755-1842 フランス)
18世紀で最も有名な宮廷画家として知られ、画家ルイ・ヴィジェの娘として、パリに生まれます。

画家で画商であるピエール・ルブランと結婚、多くの貴族の肖像画を描きました。
ルブランが大きく飛躍を遂げるきっかけとなったのが、マリーアントワネットの自画像を描くためヴェルサイユ宮殿に招かれたことでした。

描いた絵を見たマリー王妃は大変な喜びようで、数年間王妃や子どもたち、家族、王族の肖像画を描くよう注文を受けます。『モスリンのシュミーズ・ドレスを着た王妃マリーアントワネット』など。

その後は画家と王妃を超えた友人関係を築いていったといわれています。フランドル(現ベルギー)では、新しい技法を生み出し、後のオランダ王ヴィレム1世や、数名の貴族の肖像画を描きました。

その後フランスの王立絵画彫刻家アカデミーの会員に、歴史的寓意画家として迎えられます。同じ日に女流画家アデライト・ラピーユ・ギアールも入会が認められ、女性同士が比較されがちでした。『麦藁帽子を被った自画像』ローマでは作品が絶賛され聖ルカ・アカデミーの会員に選ばれます。

ロシアでもサンクトペテルプルク美術アカデミーの会員になります。フランスが王政復古するとルイ18世に手厚く迎えられ、フランスを安住の地としました。『自画像』なお生涯を通じて画家としては名を成しましたが、私生活では、夫の賭博、娘の素行などの問題で、恵まれなかったといいます。


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